2023.04.20
Contributor：ペン

すみれの花咲く頃

宝塚歌劇団…ご覧になったことありますか？
興味はあるけど足を踏み入れてはいけないひみつの花園…といった感じだったのですが、先日人生で初めて宝塚歌劇を鑑賞してまいりました。

好きな作品がまさかの宝塚で上演されることとなり、観たいと思って居ても立っても居られず応募しようとなったのですが、どうしたら観劇できる？一般的なプレイガイドでもチケット購入できる？しきたりとかあって怖そうなど考えだしたらキリがなく、さてどうしようかなと思案していたのですが、そうだ、私にはヅカファンの友達がいるじゃないか！となり、早速友達に連絡し、無事チケットを入手し、宝塚についてのレクチャーを受けました。
加入しててくれてありがとう宝塚友の会！

さてさて、当日も行きの新幹線でも宝塚について話を聞きながら、宝塚大劇場に到着！

外観からは想像できないくらい建物内は広く、スターたちのグッズやお土産の売店、レストラン、衣装を着て撮影できるフォトスタジオなどがあり、この中だけでも十分楽しめる施設となっていて完全屋内型テーマパークのよう。
そして案の定、女性が多いなという印象です（自分も含め年齢層高め）。
グッズを見ていたらあっという間に時間となり、建物の一番奥にある劇場へ向かいます。
着席しオペラグラスも手に取り準備万端、そして開演です。

上演作品は「応天の門」。
若き菅原道真と在原業平が、奇怪な事件と朝廷での権力闘争に巻き込まれていく作品です。
主人公菅原道真は月組男役トップの月城かなとさん。
今大注目の人気スターなんだそう。

う、美しくカッコいい！！
立ち居振る舞いも声も素敵で、原作の道真はこんなに素敵じゃないんですけど（笑）でもちゃんと道真なんですよね。平安時代のモテ男、業平もあーこれはモテるねと納得のビジュアルと演技。
演劇はあまり観たことがないのですが、原作を知っているのですんなり話が入ってきて90分間あっという間でした。ミュージカルに近いので歌唱場面も多く、なぜ急に歌うのかと不思議に思うのですが…いや、考えてはいけないな。

休憩を挟んだ後は月組全員でのレビューが始まります。
大きな羽根を背負って階段を下りてくるアレです。
圧巻のラインダンスやエトワールの称号を持つ歌唱力の高い娘役スターの独唱など見どころ満載で、こちらも50分がすぐに過ぎてしまいました。

友達と今日観たことを振り返りながらのんびり岐路につきました。
人生で一度は経験したかったことができて大満足の一日でした。
興味ある演目があれば是非一度ご覧になってみてください。