その「問い」は適切か。
クライアントの皆さまと日々接する中で、私たちは常にこのテーマを考えます。
ここでいう「問い」とは、会社や事業が今正に取り組むべき課題や問題点のことです。
問題「解決」の手法やスキルについては、自社に経験値があり、事例や情報も数多いことから、経営者やビジネスパーソンの皆さまは、よく検討され実践もされていると思います。
しかしながら、そもそも取り組むべき課題や問題点をいかに「設定」するかついては、それが今現在の状況に適合した個別具体的な内容であるべきところ、過去からの延長線上で発想したり、業界や競合他社の動向や雰囲気に同調したり、経営者や担当者のその時々の直観や感覚に委ねたり。
そういった状況が、少なからず見受けられるように思います。
変化が激しい現在の経営環境においては、会社や事業にとっての本質的な「問い」をいかに考えるか、すなわち、今現在最優先に取り組むべき課題や問題点をいかに設定するか、その重要性がより一層高くなっています。
取り違えた「問い」に正しい問題解決を行っても、そこから導き出されるものが必ずしも正しい解とはなりません。
私たちは、クライアントの皆さまが本質的な「問い」を適切に設定されるために、会社や事業の実態を客観的に反映した財務や会計のデータを素地とし、そこから何がわかるのか、何が言えるのかを、根気よくそして柔軟に考え抜き、少しでも有意義なアドバイスをご提供して行きたい。
そして、適切な「問い」に対して合理的な問題解決を着実に実践されるために、何かお手伝いできることがあれば全力でご支援して行きたい。
そういう思いで日々努力を続けています。