杉本会計事務所

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2023.01.31
Contributor:ポン太

嗜好品

1月13日は「たばこの日」

1946年に高級たばこ「ピース」が発売されたことを記念して制定されました。
当時、10本入りのたばこは20銭から60銭ほどだったのに対して、ピースは10本7円と高額だったにもかかわらず、販売数が制限されるほど人気があったそうです。

現在たばこには、国たばこ税・地方たばこ税・たばこ特別税・消費税の4つの税金が課せられています。
銘柄によって多少違いますが、一般的な紙巻たばこの税負担率はおよそ6割で、もっとも税負担率の重い商品のひとつとなっています。
※税負担率 たばこ:約62% ビール:約49% ガソリン:約48%

ところで、たばこってそもそも何なのでしょう。
たばこは、植物の名前です。
紙巻きたばこで言えば、紙で巻いた中身の葉っぱの事をいいます。
ナス科・タバコ属の多年生植物で、ナスやトマト、ジャガイモ、トウガラシと同じグループに属します。

そしてたばこは、世界中あらゆるところにあります。

(1)たばこ生産量ナンバーワンは中国
全世界の葉たばこ生産量は約635万トンほどあり、そのうちの約3割を中国が占めていると言われています。
生産量だけではなく消費量もかなり多く、全世界のたばこ消費量の3分の1を中国が占めています。

(2)唯一の禁煙国はブータン
2004年に世界初たばこの国内販売を禁止しました。
ブータンではたばこを売ることも買うことも禁止されていて、たばこを販売した場合には罰金や罰則を受けることになります。

(3)16歳から喫煙可能なイギリス
国によってたばこを購入または喫煙できる年齢が異なります。
その中でもイギリスは特殊で、購入は18歳以上喫煙は16歳以上から可能となっています。
16歳から喫煙可能なのに、買うことが出来ないなんて不思議ですね。

(4)先進国の中ではたばこの値段が安い日本
日本では500円前後の1箱20本入りのたばこがイギリスでは1,500円以上します。
オーストラリアでは3,000円以上の高い値段で売られていて、日本もいずれ1,000円までの値上げが予定されているそうです。

最近、防衛費をGDP比2%に拡大する増強策を上げ、その財源に法人税、復興特別所得税、たばこ税の増税分をあてようとする案が自民党で了承されました。

数ある税金の中で、たばこ税が対象となる事を不満に思う方が出てきてもおかしくはありません。
国を守るためなのはわかりますが、平等性がない点を課題だと考えている方も多いようですので、今後しっかりと話し合ってほしいと思います。

充足感を得られたり、緊張が和らいだりするという嗜好品の代表的な存在のたばこ。
たばこ製品の値上がりも続いていることから、嗜好品として楽しむには何かとデメリットが多いと感じている人もいるのではないでしょうか。

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