杉本会計事務所

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2022.12.31
Contributor:ポン太

来年はウサギ年

2023年の干支はウサギ(卯)です。

ウサギは争いを好まない穏やかな性格で跳躍力があるため、干支では「平安」「安全」「飛躍」の象徴と位置づけられているようです。

ウサギといえば、長い耳やぴょんぴょんと跳ねるジャンプ力など、いろいろと思い浮かぶところがありますが、ウサギは歯がとても変わっているんです。
独特なのは上の前歯で、前歯の後ろにはなんともう2本の歯がピッタリくっついています。
このような歯を持つのは、すべての哺乳類の中でウサギだけなんです。

ウサギの歯は固い木の皮などを噛み切るため、すり減る前提で、伸び続けるようにできています。このような歯を常生歯(じょうせいし)と言いますが、常生歯はそうでない歯と比べると、歯ぐきの中で歯を支える歯根膜のコラーゲン線維が細かく弱いという特徴があります。
そのため、ウサギは歯に想定外の強い力や持続的な負荷がかかると、簡単に歯の向きが変わったり、根っこにある歯を生み出す細胞が死滅して歯が伸びなくなったりします。

またウサギの食べる行動をよく観察すると、前歯で器用に挟んで引っ張っているのがわかります。食べる以外の行動でも、私たち人間であれば手を使う動作のほとんどを、ウサギは歯とアゴの力でやってのけます。ウサギの前歯には「手」のような役割があるように見えますね。

捕食者から逃げる能力を高めるため、ウサギの手足は地面を素早く叩ける形になった代わりに、「つかむ・持つ」はできなくなりました。ウサギはそれを、歯で上手に補っているのです。

ところで、ウサギが出てくる有名なお話といえば「ウサギとカメ」
誰もが一度は聞いたことがある寓話ですよね。

ご存じの通り、ウサギとカメは山の頂上を目指して競争をしますが、途中でウサギが居眠りをしたことで、カメが先にゴールし勝利をおさめるというお話です。

どうしてカメはウサギに勝てたのか。
ゴールをみていたからです。
なぜウサギはカメに負けたのか。
カメを見ていたからです。

この寓話から学ぶことができる教訓のひとつに
ゴールは何かをしっかり見極め、競争相手に惑わされることなく、ゴールをみて最後までやり抜くこと(目先のものだけを見るのではなく、自分がなにを目指しているのかを考えることが重要)があると思います。

いくつになっても目標をもつことは大切です。
そしてゴールは次へのスタートになります。
ウサギの後ろ足にあやかって、来年は飛躍の年になるといいですね。

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