杉本会計事務所

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2022.07.01
Contributor:ポン太

100年目

夜空に輝く星たちを見上げ、線でつないで描いた「星座」ができたのは、今から5千年前。
メソポタミア地方の羊飼い達が夜ごと星空を見上げ、星を結んで動物や英雄を描いたと考えられています。

約2000年前の古代ギリシアの天文学者プトレマイオスは、これを48の星座にまとめました。
彼の古典的な48星座は、その後1400年も絶対的なものとしてヨーロッパとアラビアで受け継がれました。


大航海時代が到来すると、船乗りたちが南半球の星空にも星座を描き始めます。

さらに天文学者たちが勝手に星座を作り始め、100を超える星座が乱立してしまいます。
この行き過ぎた状態に気づいた天文学者たちは、世界中で共通して用いることのできるように星座の整理を提案。
1922年、国際天文学連合で星座の数を88個に整理し、公式の名前を決めました。
こうして、世界中で誰もが同じ星座を探せるようになったのです。
今年は88星座になって100年目です。

そして星座になっている星(恒星)がある宇宙には、いろいろな天体が存在します。
太陽のような恒星と、その周りを公転する惑星などがあります。
我々が住んでいる地球は惑星、地球も含めると太陽系には8つの惑星があります。
そのほかに、惑星より少し小さい小惑星と呼ばれる惑星もあります。
惑星と小惑星 どちらも太陽の周りを公転する天体という意味では共通です。
・惑星:自己の重力で球形を保っており、軌道上に他の天体を一掃している天体
・小惑星:球形を保っておらず、星像に拡散成分がない小天体七夕伝説の星々で作られる

そんな小惑星の一つ「リュウグウ」から採取された砂のサンプルには、生命のもとともいえるアミノ酸という物質が少なくとも23種類含まれていたことがわかったそうです。

アミノ酸は生き物の体を形づくるタンパク質の材料になるものです。
地球にどうやってアミノ酸ができたのかは分かっていませんでしたが、今回の結果は宇宙からきた可能性を示しています。

もうすぐ七夕。
夜空を見上げて、遠いようで近い星たちを眺めてみるのもいいですね。

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