2021.03.01
Contributor:ポン太
蛇口から水以外のものが出てきたら、驚きますよね。
愛媛県の松山空港には、オレンジジュースが出る蛇口
香川県の高松空港には、うどんのだしが出る蛇口
京都の小学校には、宇治茶が出る蛇口
が、あるそうです。
それにしても蛇口って、ヘビの口と書くんですよね。
なぜ、ヘビなのでしょう。
日本で初めて水道が開設されたのは明治20年の横浜。
道路の脇に設置された共用栓から水が供給されていました。
当時の共用栓はイギリスからの輸入品が多く、ヨーロッパで水の守護神とされている「ライオン」が水道の口に取り付けられていました。
日本で共用栓が作られるようになると、日本や中国の水の守護神である「龍」のデザインとなり、龍の元となった生き物が「ヘビ」であることから、共用栓のことを「蛇体鉄柱式共用栓」と呼ぶようになったそうです。
その後、専用栓が付くようになると、共用栓を小さくしたもの(龍の子)のようなものであることから、「蛇口」と名付けられたそうです。
生きていくために欠かせない水。
生活に欠かせない水。
蛇口から水が出てくるのは当たり前だと思って使っていますが、毎日守護神様のおかげで有難く水が頂戴できるという感謝の気持ちを忘れてはいけないのかも知れませんね。
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