杉本会計事務所

代表コラム
DIRECTOR
COLUMN

2020.12.31
Contributor:motoki

登山と仕事、それぞれが目指すもの

2020年も今日で終わり。なかなか大変な一年でしたが、プライベートでは、春先以降の休日に、三蜜を避け運動不足解消も兼ねて、月に二回程度、低山登山に行っていました。

前日に思い立って近場の竜爪山に登ったり、数日前から計画を立て八ヶ岳や南アルプスなど近県の日帰り登山にも行ったり。とてもいい運動と気分転換が出来ました。

一方で何かとトラブルが起きるのも登山。11月に行った神奈川県の塔ノ岳では、登り2時間ほどの所で、落葉の堆積に足を滑らせ、ふくらはぎの肉離れで敢えなく下山。その後も痛みが続き、しばらく普通に歩けなかったこともありました。

ソロ登山は回避すべきことを痛感しつつも、負傷時の下山方法を学べたこと、無理せず撤退することの大切さを再確認したこと、そして下山中すれ違う人々からの温かい励まし(憐み?)は収穫だったと思います(笑)。

低山とは言え、登り3時間・高低差千メートル・歩数2万歩程度を目安にした登山は、今の私に取って決して楽ではありません。頂上近くでは登っては休むを繰り返し、息づかいも荒くなります。

それでも頂上に辿り着いた時の達成感は格別で、そんな登山の魅力を味わえるのは、道中に悪天候や想定外のトラブルがあっても、苦労し頑張ったその先のゴールが目標として明確=Fixed Targetだからでしょう。目指す頂上は絶対に動かない。

翻って、個人や企業の仕事やビジネスに目を転じると、昨今の常に変化する環境においては、目指す目標もまた不明確=Moving Targetにならざるを得ないように思います。

特に今年のように想定外のことが起きると、その動き(Moving)が大きくなり、目標として何が正しいのかも、より混沌として狙いを定めるのが困難になります。

他方同じ状況下で、DXの取り込みや働き方改革のように変えるべきもの・推し進めるべきものと、顧客との絆やコミュニケーション、個人の矜持や企業の経営理念のように変えるべきではないもの・より深めるべきものが、改めて浮き彫りになりました。

「夢見て耕す」という言葉があります。目指す目標=夢に向かって、足元ではやるべきことを地道に実践する=耕すという意味として理解しています。

私たちは、バックオフィスDXへの対応を進め、これまで以上に顧客接点を充実させてサービスの品質向上を図りながら、同時に目線を上げて新たな目標(Moving Target)を見定めて行きたいと思います。

新年がよりよい一年になりますように。

皆さん、明日からまた、よろしくお願いします!

写真はその後リベンジで登った塔ノ岳山頂からの富士山です。

 

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