2020.06.30
Contributor:ポン太
学校が再開し、スポーツも本格的に活動が再開になりました。
息子は中学の野球部に所属。
今年の3月以降、野球をする機会がなかったので、野球活動再開はとても嬉しいようです。
そして野球活動再開は、私にとっては土との闘い(洗濯)の再開です。
野球着って、結構な土や砂を運んでくるんです。
新型コロナウイルスの影響で、今年の夏は、中学総体も、高校総体も中止になりました。
野球は夏の甲子園がなくなり、本当に寂しい夏になります。
今年は挑戦すらできず、くやしい思いをした球児たち。
そんな球児たちに、甲子園の特別な土が、キーホルダーに入れて届けられるようです。
甲子園の土。
それは、プレーに最適なこだわりのブレンド土を、神業技術で日々整備された、
水はけが良く、水持ちの良い状態に保たれている、素晴らしい土。
息子の学校のグラウンドの土。
グラウンドに転がる小さな石拾いから始まり、練習前後のグラウンド整備、
そして仲間と流した汗がしみ込んだ土。
どちらも特別な土。
洗濯をする私にはイヤな土でも、息子たちには大切な土なんだなぁと思いながら、
土を嫌ってはいけないと反省をしつつ、
汚れた練習着と向き合うと、もう少しどうにかならないものかと思ってしまう毎日です。
最後に、甲子園球場の特別な土を維持してくださっている神業技術を紹介します。
こんな舞台裏を知っているのも、高校野球を楽しむひとつですね。
①地表から30㎝あるこだわりの土
保水性が高い黒土と滑り止めとしての砂を混ぜた混合土。
春は雨が多いので砂の割合を高め、日差しが強い夏場は、白球を見やすくするため、
黒土の割合を高めています。
②降雨対策(整備は1日にしてならず)
降った後の処置よりも予防が大事。
守備位置やランナーの走路など、くぼんで水が溜まりやすい位置に水を貯めない整備をしています。
③散水
土が固くなると球のイレギュラーが増えるので、湿らせて柔らかさを保つようにしています。
④こだわりの道具
散水時のノズルに独自の加工を施し、グラウンドの場所ごとに使い分けています。
トンボ(グラウンドの土をならす時につかう道具)は、人それぞれトンボをかける姿勢が違うため、自分専用のトンボを使っています。
⑤歩き方
グラウンドに足跡を残さないため、普段から意識してかかとを擦らず、つま先を蹴らないような歩き方をしています。
球児たちの夢の舞台、素晴らしい土の上で、早く元気なプレーを見たいものです。
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