2019.06.18
Contributor：オカメちゃん

お気に入りの一冊

『みさおとふくまる』
私がこの本と出会ったのは６年前。たまたま本屋さんで見かけて、迷わず購入。優柔不断な私には珍しいこと。しばらく忘れていたけど、ここ最近になってまた眺めています。

畑仕事に精を出す“みさおお婆ちゃん”と白猫の“ふくまる”。そんな二人の日常を撮った写真集です。

“ふくまる”って名前はみさおお婆ちゃんが名付け親。
「福の神様が来て、すべてが丸く治まりますように」そんな願いが込められています。

ふくまるは、子猫の時にみさおお婆ちゃんと出会い、以来どこに行くのもいつも一緒。
年をとって耳が遠くなったみさおお婆ちゃんと生まれつき耳の不自由なふくまるはいつも見つめ合ってお互いを感じあっている、言葉が通じなくてもちゃんと伝わっているし繋がっている…
この写真集を眺めていると、心の奥がじんわりと温かくなって、やさしい気持ちになれます。
その場所のにおいや温度が伝わってくるような、とても素敵な写真集です。

ふくまるは、今はもう天国へ旅立ってしまい悲しいけど、きっと幸せだったはず。

この一冊は私のお気に入りです。