2019.01.02
Contributor：motoki

変化には敏感に、そして前向きに

明けましておめでとうございます。

今年も静岡市は元旦から晴天に恵まれ、穏やかな新年を迎えることができました。

昨年の地震や豪雨で被災された地域では、未だ復旧がままならない状況にある方々がおられます。一日も早く心が安らぐ生活を取り戻されることを祈っています。

年末に自分の部屋を片付けながら、壁掛けカレンダーを新年のものに入れ替えました。ここ数年、ナショナル・ジオグラフィックの「世界にひとつの風景」を選んでいます。世界各地の美しい風景写真が掲載され、いつか本物を見たい！と思いながら、毎月変わる画像を眺めています。

カレンダーの巻頭文には、思想家ラルフ・ワルド・エマーソンの次の言葉が記されていました。

周囲の自然に目を配っていれば、一年中いつでも、その季節ならではの美しさがあることに気づくだろう。同じ場所でも自然は刻々と表情を変え、過去とも未来とも違う唯一無二の姿を常に見せてくれる。

カレンダーの写真は、その場所でその瞬間を切り取った風景で、どれも素晴らしい。
一方でエマーソンの言葉は、自分の周囲を時の経過の中で見続ければ、同じ場所でもその風景は常に変化し、過去から未来にかけて同じ風景は二度とない、そこにまた美しさ（意義）を見出せることを教えてくれます。

自然に限らず、環境、社会、経済、ビジネスなど、自分を取り囲んでいるものごとは、いつも目の前にあるにもかかわらず、日常の生活や仕事に埋没してしまうと、その日々の変化に対して鈍感になってしまうことがあります。

そうならないように、周囲のものごとに対する感性を高め、エマーソンの教えのとおり、それらが時々刻々と変化していること、そして同じ状況は二度とないことを、常に意識したいと思います。

そして、自然の変化を美しさとして感じ取ることと同じように、様々な変化を、できるだけプラスの変化、前向きの機会として受け入れて行ければいいですね。

年明けも会計事務所として繁忙期が続きますが、事務所の全員で、視野を広く持ち、クライアントを含めた周囲への配慮も忘れずに、明るく元気よく頑張って行きたいと思います。

今年もよろしくお願いいたします。