杉本会計事務所

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2021.06.30
Contributor:ポン太

陸の巻貝

梅雨どきの雨の日、ブロック塀を見るとゆっくりと動く生き物がいます。
カタツムリです。

可愛らしい姿のカタツムリ
子供の頃は、そのひょいと引っ込む触角を面白がってよく触ったものです。

今思えば、触角を何回も触っていたけれど、カタツムリは大丈夫だったのかなと思います。
カタツムリは頭を振りながら大触角で障害物を探って歩いてるので、軽く触る程度なら「何かにぶつかったのかな?」と感じる程度のようなので問題はないようです。
※カタツムリには寄生虫が付いている場合があるので、必ず手をきれいに洗ってください。

カタツムリは日本に800種類ほど生息して、「ご当地カタツムリ」といわれるほど、地域によって生息する種が異なっているそうです。

その姿は、おなじみの円形の殻をもったものほかに、殻が細長かったり、フタをもっている種もいます。
似た姿でも殻をもたないナメクジは、陸上で進化した貝類としては同じグループで、殻が退化したものです。

カタツムリの殻は、成長のたびに住まいを取り換えるヤドカリと違い、生まれた時から付いていて、体とともに大きくなります。
中には胃などの消化器、心臓などが収まっていて、海に住む貝類にはない肺もあります。

雨の日にコンクリート塀でカタツムリをよく見かけるのは
殻をつくるために必要なカルシウムを摂るため、それを含むコンクリートを食べていること
肺呼吸なので水で溺れてしまわないように、コンクリート塀を登って避難していることなど
理由があるようです。

そんな理由を知らず、一生懸命なカタツムリを
「のんびりお散歩でもしているのかな?」と、何度も触角を触って遊んでいた頃のことを思うとカタツムリに申し訳なかったなと思います。

日本にすむカタツムリ、まだ名前のついていないカタツムリが多数いるそうです。

梅雨どきの雨の日
「でんでんむしむしカタツムリ~」動揺を口ずさみながら、可愛らしくマイペースな姿の謎多きカタツムリをゆっくり観察してみるのもいいですね。

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