杉本会計事務所

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2021.05.04
Contributor:ポン太

食事

健康に生きる上で「食事」はとても大切なものですね。

生命活動に必要な栄養素の摂取という意味だけではなく、心の栄養や社会性など様々な役割があります。

コロナ禍で仲間との会食の機会が減ったこと、
子供たちの給食の時間は、向き合って話をしながら食事をすることが出来ず、みんなで黒板の方向に向かって黙って食べています。
なんとなく寂しいですね。

こ食という言葉を聞いたことはありますか?

こ食には、現在の食事の問題点をわかりやすく表した
孤食・個食・固食・粉食・小食・濃食の6つのこ食があります。

孤食
ひとりで食事をすること
好き嫌いをふやす原因、コミュニケーションが不足する

個食
家族が揃っているのに、全員が自分の好きなものを食べること
栄養の偏り、協調性のない性格になりがち

固食
自分の好きな決まったものしか食べないこと
栄養が偏り、肥満や生活習慣病を引き起こす原因になりやすい

粉食
パンやピザ、パスタなど粉を使った主食を好んでたべること
米食に比べるとカロリーが高く、おかずも脂肪などが多くなりがち

小食
いつも食欲がなく、少しの量しか食べないこと
必要な栄養が足りず、気力が続かなくなる

濃食
加工食品など濃い味付けのものを食べること
塩分や糖質が多く、味覚が鈍ってくる

こ食の反対に共食(きょうしょく)という言葉があります。

共食とは、家族・地域社会・職場または趣味の仲間が集まって、同じ食べ物や飲み物を共に飲食することです。

共食のはじまりは、日本に古くから存在する神道にあります。
神道ではお祭りの際に、食べ物や飲み物そしてお酒をお供物とし、お祭りの後にそれを下げてみんなでいただいていました。

お供えをしたことで食べ物などの神様のご利益があり、それをいただくことでみなさんに等しくご利益をいただき、神様のご利益に感謝しながらみなさん同士の絆を確認して深め合っていきました。

同じ時に、同じ場所で、同じものを食べる共食。
それは、人類固有の文化と言ってもいいものです。

コロナ禍でお家時間が増えたこの機会に、無理のない範囲で食事を見直し、共食の大切さを考えたいものです。

 

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