2020.04.30
Contributor:ポン太
皆さん、ヤナギの木をご存知でしょうか。
ヤナギの漢字、「柳」と「楊」があります。
シダレヤナギのように、
柔らかく、垂れ下がる種類のものに「柳」を使い
ネコヤナギのように、
上に向かって伸びる種類ものに「楊」を使うようです。
楊枝に「楊」の字を使うのは、
歯ブラシができる前は、ヤナギの枝をたたいて房状にしたふさ楊枝を使っていたためのようです。
そんなヤナギには、解熱鎮痛に効果のある成分が含まれ、
また口腔内の衛生を保ち、病魔の侵入を防ぐという意味からなのか
三十三観音の一つ、楊柳観音(ようりゅうかんのん)は、
柳の枝を手に持って人々の病気をなおすことを本誓とするといい、薬王観音とも呼ばれています。
<楊柳観音>
<雪の中のヤナギ>
ヤナギを使ったことわざに、「柳に雪折れなし」ということわざがあります。
一見細くて弱そうに見える柳ですが、枝はしなやかで、雪が降り積もっても折れることはありません。
転じて、剛直なものよりも、しなやかで柔軟性のあるものの方が苦境によく耐える
というような意味になります。
しなやかで柔軟性のあること・・・
何かにぶつかったら、
アプローチの仕方を変えて、同じ事象を側面から観察してみたり
トラブルがおこれば、
現状のままではいけないというサインと捉えて体制を見直してみたり
うまくいかないことがある時は、
敢えてそうしている自分がいないかということを考えてみる。
何事にも、
ヤナギのようにしなやかで強かに・・・いきたいですね。
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