2019.06.30
Contributor:ポン太
皆さんは、お茶(緑茶)を飲みますか。
我が家では、食事の時には必ずお茶を淹れていただきます。
息子の学校では、毎年新茶を味わう行事があります。
今年はお茶の淹れ方教室もあったようで、その日の夕食では息子が丁寧に
お茶を淹れてくれました。
毎日なんとなくいただいているお茶。
そのお茶の品種が何なのか?
お茶の品種?
「やぶきた」ぐらいしか知りません。
それもそのはず、全国で栽培されているお茶の76%が「やぶきた」であり
お店で売られているものは、ほぼ「やぶきた」品種になるということなのです。
静岡茶・狭山茶・八女茶・宇治茶は、
産地名であり、
煎茶・深蒸し煎茶・玉露・茎茶・番茶・粉茶・碾茶・抹茶などは、
お茶の育て方や加工する方法が違うお茶の種類です。
そんなお茶を代表する「やぶきた」が、静岡市生まれであることをご存じでしたか。
静岡市駿河区谷田(静岡県立美術館付近)にある「やぶきた」の母樹
静岡市出身の杉山彦三郎さんが「やぶきた」を発見し、品種改良と普及に尽力されました。
「やぶきた」は、どんな風土にも根付き収穫量も多く、煎茶としての品質も優れていたため日本中に広まりました。
現在は「やぶきた」以外に60種類を超える登録品種があるそうです。
紅茶や中国茶、コーヒーとも異なる独特のコクや旨味があるお茶。
手軽なペットボトルでお茶を飲む方も多いかと思いますが、
お茶の魅力を味わうには「急須で淹れて楽しむ」こと。
梅雨のすっきりしないこんな時期。
お茶でホッと一息。
お茶の文化に触れながら、いつもよりもゆっくりとお茶を味わう時間をもつこともいいものです。
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