2019.06.26
Contributor:motoki
今朝は女子ワールドカップなでしこオランダ戦をテレビ観戦。前半同点に追いつき、後半は終始攻勢を掛けながら、終了間際にまさかのPKを決められ2対1の敗戦。
本当に残念でしたが、とても素晴らしい試合で、ひた向きに戦い抜いた選手の皆さんを心から称えたいと思います。
サッカーを見ていると、スピードには二種類あることをいつも考えます。
それは、速さ(velocity)と俊敏さ(agility)の二つ。
なでしこフォワードの岩渕選手で言えば、いずれもハイレベルのスピードです。
・速さ=ドリブルで仕掛けディフェンスをかわしゴールを目指す時のスピード
・俊敏さ=ボールを奪われたら即座に守勢に回り奪い返そうとする時のスピード
仕事に当てはめてみると、同様に二つのスピードが求められます。
・速さ=やるべきことを効率的にこなし生産性をアップさせる
・俊敏さ=業務の切換えや状況変化に素早く臨機応変に対応する
どちらも必要なスピードですが、変化が激しい環境では、「やるべきこと」自体が変化したり定まらなかったりするので、何事にも機敏に対処する俊敏さが、より求められていると感じます。
この俊敏さは、まず行動し動きながら考えることが大切ではないかと思います。
最近のことで言えば、改元令和への対応。会社規模によらず、令和グッズや関連サービスをすぐさま積極的に打ち出す企業と、本業に直接関係ないとして対応しない企業とに分かれました。
また全国的に多発する自然災害の際に、即座に支援物資を送ったり、ボランティアで参加したりすることなども、やはり個人や企業のスタンスが分かれるところです。
結果的に売上や利益に結び付くかどうかは別として、何がどこでどう展開するかは判らないもの。何ごとも機会と捉え、まずは動き出し走りながら考える姿勢、まさに俊敏さが必要ではないでしょうか?
クライアントを見ても、こうした機会に積極的な企業は体質として変化への順応性が高く、失敗しても学びを忘れず立ち直りも早いので、結果として継続的な業績に繋がっているように思います。
二つのスピード、速さ(velocity)と俊敏さ(agility)。それぞれ求められる局面やマインドも異なり、両方とも簡単には向上しないので、日々の個々の行動において常に意識したいものです。
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