杉本会計事務所

代表コラム
DIRECTOR
COLUMN

2018.11.02
Contributor:motoki

ラジオ体操はビジネス的にも素晴らしい!?

私の朝は、起床後のストレッチと軽い筋トレ、その後近隣の公園にウォーキングで向い6時半からラジオ体操、これを基本としています。

さて、このラジオ体操、始まってから今年で90年になるそうです。ここまでの長きに亘り続いて来たのは、ビジネス的視点(商品と顧客の視点)から見ても素晴らしいから、と考えています。

①商品(サービス)がホンモノ
このエクササイズは、約3分の短時間で全身運動が可能、基本運動動作がほぼ全て組み込まれている、老若男女を問わず実践可能など、健康商品(サービス)としてホンモノと言えるでしょう。

②会員コミュニティの存在
全国で公園等の拠点ごとに会員が組織され、それぞれが体操以外の会員参加型イベントを自主的に企画運営しています。私のところも時折「ラドン温泉日帰りツアー」などが催され、高齢ながら元気な皆さんが積極的に参加されます。私もお誘い頂くのですが、残念ながら平日イベントは現役を理由にお断りしています(笑)。こうした顧客コミュニティの存在は、現在の好業績企業の中にも見受けられます。

③「定時性」がさらなる帰属意識を生む
体操開始が毎朝6時半で、サービス提供時間を早朝に固定することは会員にとって制約です。しかしその制約を受け入れ継続することで逆に帰属意識が高まり、それが他のサービスへのスイッチングコストを高めているとも言えそうです。ラジオ体操自体はYouTubeなどでいつでもやれますが、「いつでもやれるは、結局いつもやらない」となることも多いのではないでしょうか?

④元祖ポイントカード?「健康手帳」
日々参加するごとに「健康手帳」にスタンプを押し、その数が500日、1000日といった節目になると表彰があります。私も昨年3000日表彰を受けましたが、9000日に達する70代の女性の方もおられます。この段階的な表彰も励みとなる手帳へのスタンプ効果は、会員(顧客)囲い込みと継続利用に一役買っていると思われます。

上記のとおり、ビジネス的に見ても素晴らしい!?ラジオ体操ですが、会員の高齢化が進み、会員数が徐々に減少していることはとても残念です。

ともあれ、私も愛好者として、次は5000日を目指して頑張りたいと思っています。

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